漆喰

漆喰(たがわブランド)

築豊田川紀行

ここは九州、築豊田川。
かつては日本の近代化を支えた石炭産業で栄え、
「炭の都」と称されました。その石炭と共に
田川を象徴する「石灰石」は、白ダイヤと呼ばれ
日本古来の伝統素材「漆喰」の主原料。
その漆喰のトップメーカー 田川産業株式会社さんを
視察して来ました。

漆喰の歴史

古くから城郭や神社仏閣、民家の壁、土蔵などに広く使われてきた漆喰は、消石灰や貝灰(貝殻の焼成品)を主原料とする塗り壁のことでその歴史は、はるか5千年を遡ります。
日本においては古く高松塚古墳の時代から装飾壁画に使用されたことが知られています。
 

田川産業(株)の漆喰

あらゆる漆喰工事に対応できるようにした漆喰の最高峰「城かべ」。
創業100年となる田川産業株式会社さんが、長年の技術と実績により漆喰の良さを最大限にいかし、製品化した既調合漆喰。「伝統工芸の伝承」と「快適な住空間の創造」をテーマに構成された漆喰「城かべ」は、漆喰本来の特性「化学物質を含まない」、「湿度調節機能がある」、「環境を汚染しない」、「完全不燃である」としてその価値が見直されています。

城かべの主な原料と工場視察①

消石灰:
漆喰の主成分。コブシ大程度に砕かれた石灰岩を土中窯と呼ばれる竪窯(たてがま)でコークス(石炭を乾留して炭素部分だけを残した燃料)を燃料として塩を加えながら焼かれる「塩焼き」で焼成された生石灰から作られたもの。一般に「塩焼き灰」と呼ばれる。(塩を加えることで石灰石が収縮しにくく還元効率が高く不純物を取り除くことが出来る
コークスの貯蔵庫
石灰岩(こぶし大程度に砕かれる)
石灰岩とコークスをベルトコンベアで窯へ
塩を加えて土中釜でゆっくり、800度から1000度の高温で焼成される
配管の奥に写る壁が土中窯(想像以上の大きさにびっくり)
大きな窯で焼成され出来上がった生石灰は冷めてから次の工程へ(田川産業(株)様HPより)

城かべの主な原料と工場視察②

元祖既調合漆喰となる「城かべ」は、塩焼き消石灰と麻すさを混ぜたもの。この「城かべ」に銀杏草(海藻)の炊き糊で練り上げ、防水効果を向上させる目的で菜種油が練りこまれペースト状にした本格的練り漆喰が「城かべ ほんねり」。
弊社使用の漆喰となります。
 
すさ:
収縮防止やつなぎ(補強)効果を与える。塗りつけ時の材料の落下を防ぎ、乾燥後の塗材の収縮亀裂を防ぐ。
麻の繊維を漂白、裁断したもの、「おずさ」「つた」とも呼ぶ。麻の他にわら、紙、化学繊維のものもある。
 
海藻糊:
「ふのり」「銀杏草」「つのまた」など、地方により種類と呼び名が多くある。漆喰に適度の粘度を与え、コテ塗りの作業性を良くし、接着性と強度を上げる。
海藻(銀杏草)
麻すさ
田川産業(株)工場内は、白の世界
漆喰の材料にならない消石灰は肥料用として使われる
漆喰の乾燥(田川産業株式会社様HPより)

有限会社望月工務店

山梨県韮崎市大草町下條西割105-1

0551-22-8006

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